フェデリコ・フェデリチのらくがきちょう

いくら落書にはげんでみたところで、余白を埋めつくしたり出来っこない。──安部公房『箱男』

炭酸ジュースレビュー

こんばんは、フェデリコ・フェデリチです。

 

見たことがない炭酸ジュースが自販機で売られていたので買いました。

 

これです。

 

DyDo の mistio の クリスタルレモン Sparkling という炭酸ジュースです。

 

自販機で見たときお酒みたいな見た目が面白かったので買ってみました。

凍結レモンという謳い文句がだいぶ酎ハイっぽい感じがします。

 

さてお味は……?

 

氷結です。甘いレモン味の炭酸は僕の中では氷結レモンなので。

 

甘味料も人工甘味料ではなく自然のものでかなり甘いですね。

 

ロング缶で炭酸ということもありだいぶお腹いっぱいになります。

論文を読みたい

論文を読むのは大切と思って論文読んでる。

でも論文を読んでも今一つピンと来ない。当然、その分野のことをよく分かっていないからという問題が一番大きいのだろうけれど、それでも論文を読むからには、くっきりとしたものを得たい。

 

そのために必要なことは何か。今思いつくのは、ある目的意識を持って読みたい論文を集めて、相互比較を通じてそれぞれの特徴を浮き彫りにしていく読み方なのだろうと思う。「この論文ではこのように書いていて、あの論文ではあのように書いていて……」ということをまとめる。場合によっては同じ著者の別の論文を読んで、論文ごとの違いがどこから来ているのかということを検討する。

こういう論文の読み方って、自分自身が論文を書くときに必要な先行研究のまとめ方に似ているのだろうなと思う。僕はちゃんとした研究をしてこなかったのでよく分からないけれども、ちゃんとしている人から見たら、何を今さらという話をしているのかもしれない。

 

しかし、「目的意識」という病にも似た何かを持たなければならない……。「私はこれこれのためにこの論文を読む」と言わなければならない……。

 

ときに病が必要なこともあるのだろう。

病めるときも、私は私を愛す。

松屋に行った

昨日、松屋に行った。

たかが松屋に行ったことを日記に書くなんてと思う人もいるかもしれないが、僕にとっては滅多にないことで、日記にしたくなった。松屋は気軽に行けるところではあるけれど、実家暮らしをしていると意外と行けないのが松屋である。

朝晩は家で食べて、平日の昼は会社の仕出し弁当を食べる。土日の昼は家族と外食することもあるけれど、そこで松屋には行かない。実家暮らしの食事は良くも悪くも(良いことなのだろうけど)キッチリとしたローテーションがあり、そこに松屋の余地はないのだ。

一人暮らしをしていた学生の頃は違った。多いときは週に3回ぐらいは利用したかもしれない。安いしお腹いっぱいになる。いや値段のことを考えれば自炊するのが一番なのだろうけど、面倒くさいときはそうもいかない。手軽でジャンキーな感じもまた一人暮らしの醍醐味だった。

 

昨日は家族と昼ご飯を食べた後、ひとり駅前の整骨院と床屋に行った。すると朝食べてないこともあってか夕方にはかなりお腹が空いていた。駅前にはちょうど松屋があった。久しぶりに行ってみることにした。

当然学生時代に通っていた松屋とは別のところなのだが、店内の雰囲気は似ている。50代ぐらいのおばちゃんが働いていて、客は僕の他には高校生ぐらいの少年二人だった。どんな内容だったかは思い出せないが、仲良さそうに話していた。

食券を買って席に着く。食券制の松屋は学生時代の僕にはちょうどよかった。

 

しばらくすると牛丼が出てきた。久しぶりの松屋の牛丼。

味は、、、ネギだ。期間限定のネギがめっちゃ乗ってるやつを注文したから、注文した通りのものが来ただけなのだが、学生時代の記憶とはなんら結びつかない味だった。

なぜ期間限定のものを注文したの。ネギが強くてずっとネギだなと思いながら食ってた。いやおいしいんだけどさ。

週3で松屋に行ってたころの名残りで、つい期間限定のものを頼んでしまった。頻繫に通うとさすがに飽きてしまい、目新しさがほしくて期間限定のものを選ぶことが多かった。

なんだこの味。懐かしくもなんともない牛丼を食べ終えて僕は店をあとにした。

2022/05/04

日付が変わるとツイッターのトレンドも変わるんですよ。記念日とかあるとそれに合わせてね。

5月4日というのはよっぽど色んな記念日らしく、「どれをお祝いしますか?」とまでは書かれていなかったけど、所狭しとハッシュタグが並んでいましたよ。

なんかそういうの嫌じゃん? 何が嫌なのって人もいるかもしれないけど、人生的な出来事がSNSに振り向けられてさ、それが競っているわけでもないのにランキング化されて上位に来たやつが並んでるのよ。なんか嫌じゃん。

 

ツイッターのトレンドって何のためにあるんだろうね。毎日ツイッター開いてさ、トレンド更新してさ。僕はそれに反応しなきゃいけないのかな。そこで集めた情報を活かして動かなきゃいけないのかな。そんな義務はないよって言うなら、何のために見てるんだろうね。

自分用メモ:ニューカペナの街角における打ち消し

こんばんは、フェデリコ・フェデリチです。

MTGの新エキスパンション、「ニューカペナの街角」のフルスポイラーを迎えたので、そこにおける打ち消し呪文および打ち消し能力のまとめをしていきます。前回のネオ神河同様、リミテッドで打ち消しをケアするためのものなので、非公開領域から飛んでくるものだけです。

「ニューカペナの街角」におけるケアしたい打ち消しは次の通りです。

 

呪文 マナコスト 対象
《軽蔑的な一撃》 ①青 マナ総量4以上の呪文 ハードカウンター
《かき消し》 ①青 呪文 ②マナ要求、犠牲1つき
《断れない提案》 クリーチャーでない呪文 ハードカウンター
《終わりなき迂回》 緑白青 呪文 デッキトップかボトムへバウンス
《常夜会一家の魔除け》 白青黒 インスタントやソーサリー ハードカウンター
《常夜会一家の介入者》 ①白青黒 呪文 手札へのバウンス

「犠牲N」は、「あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたはパワーがN以上であるクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、この呪文をコピーし、あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。」です。2つの呪文を打ち消したり、1つの呪文に対して計4マナを要求したりしてもよいわけです。

以上が「ニューカペナの街角」における打ち消しです。それではリミテッドを楽しみましょう。

自分用メモ 『神河:輝ける世界』の打ち消し呪文

こんばんは。フェデリコ・フェデリチです。

 

今回はMTGの新しい(というには今さらすぎる)『神河:輝ける世界』における打ち消し呪文ならびに打ち消し能力を有したカードをまとめていきたいと思います。

 

このまとめの目的は各種打ち消しの評価を行うためのものではなく、リミテッドにおいてケアするべき打ち消しは何かと悩んだときに参照するためのものです。ですので見えている打ち消しは今回は省きます。

呪文 マナコスト 対象
《呪文貫き》 クリーチャーでない呪文 ②マナ要求
《本質の把握》 青青 クリーチャー呪文 ハードカウンター
《攪乱プロトコル

①青青or

青青アーティファクトのタップ

呪文 ハードカウンター
《鏡殻のカニ》の魂力 ②青 呪文や能力 ③マナ要求

 

以上がネオ神河の打ち消しです。リミテッドで不安になったらぜひご参照ください。

 

2021/12/15

『Another』の感想です。

今腰が痛いので座るのも辛くてスマホで書いてます。早く治ってほしいね。

この最後の2話は一番たくさん人が死にます。それにともなってキャラ同士の感情が爆発します。まあ感情の一つでも爆発しないと人殺しなんてできませんからね。

まず勅使河原が風見を突き落としてしまうところから始まります。人が死にまくるんで(というか人を殺しまくる)感覚が麻痺してくるんですが、最初に「死者ではないかもしれない風見を殺しちまった」と動揺するシーンがあるとヤバいことが起きてるぞというのが引き立ちますね。

この回ってとにかく密度が濃くて狂った管理人が火をつけて生徒を殺しまくったり、杉浦が放送で見崎鳴を殺すようにけしかけてサバイバルゲームのようになったりが1話で起きているんですよね。生徒同士の殺し合いだけならまだしも、管理人が暴れ回るせいで複雑というかあちこちで事件が起こっていますよね。

このアニメって1話1話のスピードが割とゆっくりなので、クライマックスの怒涛の展開は息が詰まるほどです。OPの曲も最初のほうがゆっくりでサビが激しい構成になっていて似ている気がします。最終回ではOPがなかったんですが、クライマックスか始まってからは前半のゆっくりとした曲が合わないからでしょうね。

殺し合いの中で印象に残っているのは小椋ですね。このアニメって死ぬシーンがそのキャラの見せ所みたいなところがあって作画も丁寧なんですが、そうなってくるとちょっとエッチになってしまうんですよね。足を滑らせて死ぬだけならそんなことはないと思うんですけど、足を滑らせてからふとももを桟にぶつけて、頭から落ちてブリッジのような体勢で死ぬってなかなかですよ。もし吉良吉影が『Another』を観て勃起してたら杜王町が本当に酷いことになっていたと思います。

あと杉浦の死ぬシーンも印象に残っていて、あのひと続きの場面で杉浦は「私じゃないわよ」と言いながら恒一を刺して登場するんですよね。その後も圧倒的な強さを見せながら恒一をボコボコにするんですよね。赤沢のお気に入りだから殺さないであげると言ってるけど赤沢のお気に入りだからボコボコにしてる感じもあります。で猛烈な勢いで見崎に襲いかかるときに露出したコードに誤って首をかけて首を吊るかたちになって死亡。このシーンももがき苦しみながら体液を撒き散らして死ぬのがむごくて印象的です。

途中バックドラフトで生徒が死にましたね。このシーンでバックドラフトという言葉を初めて知った気がします。それまで活躍があったわけではなく死ぬためだけに用意されたキャラで、哀愁がありますね。

最終回に移ると、色んなキャラが死んでいきますね。バックドラフトで死んだキャラはセリフがありましたけどセリフもないまま死んでいくキャラまでいます。

この回は司書の千曳が活躍しますよね。狂った管理人を倒したり風見にトドメを刺そうとする赤沢を止めたり。僕はこのキャラが割と好きで、3年3組の担任を続けられはしないが責任を感じて司書として学校に留まっているというね。ずっと死の教室を見守り続けてきたこともあってかなり達観している感じがしているんですよね。

風見はアニメの最初のほうは出番が多かったけど途中から出番が少なくなるという不思議なキャラでしたね。恒一を死者だと思っていたから、そして5月の犠牲者である桜木のことで恨んでいたから、〈現象〉が始まって以降は恒一と付き合わないようにしていたんでしょうね。久しぶりに喋ったと思ったら殺人鬼として登場するなんて。

風見が死んで勅使河原が「なんでだよ」と悔しがっていましたが、お前が言うのかと思いますね。一回殺しかけただろとね。

で赤沢の死のシーンはすごいですよね。ガラス片が飛んできて磔にされたようになって死ぬんですが、それが美しい。対策係としてのプレッシャーや友人の死もあって、そして勘違いで友人を死なせたことになっている見崎鳴を思いを寄せている恒一が庇いつづけることもあってかなり狂っていて、風見にトドメを刺そうとしたのとか狂気の沙汰でしかない。

このアニメってたくさんの人間が死ぬから、見飽きないように死ぬシーンも色んなパターンがあるんですよね。最近が階段で足を滑らせて開いた傘の先端に首が刺さって死ぬシーンですげえやべえんですけど、赤沢のシーンはかなり優遇されてますね。記憶がフラッシュバックしながら綺麗な音楽が流れてその姿が映されるという。最後に恒一に初めて会った時のことを聞いて、覚えてないよと無下にされるのも含めてかなりいいですね。

そして三上怜子を殺すシーンは、種明かしもあってかなり重い場面ですね。主人公が亡くなった母親を重ねていた叔母を殺すのを最後にもってくるのはすごいですね。恒一は心臓に持病があったのか、ピッケルを振り下ろした後に倒れていて、放送当時は恒一も死んだのかと思った記憶があります。

合宿が終わった後に見崎鳴と会話しながら歩いていくシーンで「忘れたくない」というようなことを言っていましたが、幼いころに夜見山に来たきりで一年半前に怜子の葬式で夜見山に来たということは、怜子の記憶は中学三年の今のものがほとんどのはずで、この年の記憶がなくなるということは怜子のことはほとんど忘れてしまうということなんですよね。母親にそっくりということもあって重ねていたところは多いでしょうし、殺すのはかなり心苦しかったでしょうね(それだけに自分の手でとも思ったはず)。

このアニメってEDもそうですが「記憶」というのは一つのテーマかもしれませんね。〈現象〉が始まると紛れた〈死者〉のことを忘れるし、〈現象〉が終わると紛れていた〈死者〉のことを忘れてしまう。でも赤沢や怜子の同級生もそうだったように〈現象〉に反して思い出すこともある。

〈現象〉が終わるとその年紛れていた〈死者〉のことを忘れるというのは、誰も三上怜子のことを忘れていてこの〈現象〉が終わったんだなという確信を視聴者に与えるものになっていますね。この構造は面白いと思います。

このアニメは夜や雨といった暗い場面が多いんですが、最後の場面は日の光に包まれてとても明るかったですね。これでは「浄化」しきれないアニメだったとは思いますが。

初めてアニメを追いかけながらものを書きましたが、結構楽しかったですね。また何か書くかもしれません。それでは